人々の生活や地域を見つめ直し、
住まいやくらしをデザインする
少子高齢化や災害頻発期を迎え、様々な問題に直面しています。
一方で、私たちの地域には、共助の精神や自然・文化といった多くの資源が残されています。
安全で安心な生活とは何かを再考し、力強くデザインすることが、いま求められているのです。

当学科では、住まいとくらし、それをとりまく地域社会について、総合的に学びます。
家庭生活や地域活動といった身近なところにある問題に対し、分析する知恵や対処する技術を培うことで、より安全で安心、かつ健やかな暮らしを提案する力を育ちます。
専門的な知識と、生活者の視点に立って物事を考える柔軟性とを両立させ、減災や防災、バリアフリーやユニバーサルデザイン、メンタルヘルスなどにさまざまな面でよりよい生活環境を創造できる人材づくりを目指します。
●基礎知識を文理融合科目から身につける
文系・理系の枠を超えた基礎知識と、問題解決のための実践技術を身につけます。
語学や理数系の教養科目はもちろん、専門科目では「地域と福祉(共通)」、「くらし系(コミュニティ・生産)」、「住まい系(インテリア・住宅)」といった、生活に関わる諸分野の基礎知識について学びます。学年が進むに従い、学生の志向にあわせて深める学問分野を定めていきます。
●実践技術を様々な現場で身につける
基本的なコミュニケーション力や表現技法・コンピュータリテラシーを身につけるとともに、住宅設計や社会調査の基礎技術を修得します。その上で、日常に潜んでいる具体的問題に焦点をあてた創作・調査実習に挑戦します。そして3年後期より、研究室に所属して、関心あるテーマについてじっくり探求を進めます。
学内外で行う体験型の授業・演習・実習が多く、専門性とともに生きる力(課題発見力,状況対応力,チームで働く力など)がつきます。
また東北各地と連携した地域づくり研究(地域資源を活用した商品開発を通したまちづくりや、震災復興に向けての地域コミュニティデザインなど)に取り組みます。
●出身校・出身分野に関わらない基礎学力指導と
丁寧な少人数教育
当学科には普通高校はもちろん、工業・農業・商業系等、数多くの分野から学生が集まっています。理数科目や語学等については入学時の学力差があるので、これらを補うための様々な学習支援環境を整えています。
また、入学時から少人数教育のための基礎ゼミに配属されるので、生活面を含めた様々な不安も、担当の教員に随時相談することができます。
●充実の進路指導とインターンシップ
所定の科目修得により卒業後すぐに受験資格が得られる2級建築士をはじめ、福祉住環境コーディネーター、インテリア設計士、PL検定、商業施設士補等、多くの資格取得支援があるほか、幅広いOBOGネットワークを駆使した全国各地のインターンシップ(就業体験)が可能です。これらによって例年、高い就職率を維持しています。
  くらし系 / 地域資源を活かしたまちづくりと
  
生活者の自律したくらしの提案
地域資源を活かし、地域を活性化させる産業計画分野と、多様な生活者の心身に寄り添い自律を促す社会福祉・生活科学分野からなります。安全で安心なくらしを成りたたせるしくみを理解し、次世代につなげる力を養います。
  住まい系 / 地域に根ざした健やかで
  
豊かな生活の場を創出
インテリア・住宅・都市といった生活空間に関心を持ち、住環境の改善や空間創出を図る住居デザイン学分野とこれらを成りたたせる建築工学分野からなります。地域に根ざした健やかで豊かな生活の場を創出するためのデザイン力、表現力を身につけます。
●ユニバーサルデザイン;科目群:地域福祉(共通)
2年後期(必修)
高齢化社会を迎えている現代社会では、安全性やユニバーサルデザインの手法が大きく広く関わっています。
それは、ものの安全の考え方とユニバーサルデザインを理解できることを目的として安全で安心な社会形成のためのあるべき姿の基礎を文献と多くの事例を通し、実践的に理解を深めます。
●地域防災論;科目群:地域福祉(共通)
2年前期(必修)
住みやすい地域を実現させるためには、防災や減災について考えることが必要です。国内外の災害事例から発生の原因や被害拡大の背景、発生後の対応などについて理解を深めます。自分の生活に影響する災害は起こりうるという意識を持ち、この講義で得た知識が自分自身の安全・安心や地域社会へ活かせるようにつながることをめざします。
●福祉コミュニティ;科目群:くらし系 2年後期
(必修)
現代社会において、人と人が地域のなかで関係を紡ぎながら生活するには、どのような仕組みや環境が必要なのでしょうか。
この講義では、高齢者、障害者、ホームレス、児童といった、サポートが必要なひとたちの安心な暮らし方をテーマに、コミュニティの果たす役割とその姿を学びます。
●地域のくらしと生産;科目群:くらし系 1年後期
(必修)
現代の地域社会では、地域内に住む世代間を超えた人々が、協働で取り組む生産やくらしを行いつつ、安全で安心なコミュニティ形成を目指すことが特に求められています。特に少子高齢化社会では、如何に自律した持続的社会に繋げるかが主課題となることから、国内の有形無形の資源を活用した実践事例を通して学びます。
●インテリアデザイン;科目群:住まい系 2年前期
(選択)
インテリアデザインは、空間を内側からとらえ、その中で生活する人の立場に立って考えることが何よりも基本となります。「人間の心理や行動」、「人間的スケール」でとらえることや材料などのハード面の知識の習得とさらにそれを具体的な設計に応用し結実させるための個別のインテリア空間についての計画技術を学びます。
●設計CAD演習Ⅰ;科目群:住まい系 2年前期
(選択)
生活の場をデザインするための基礎として,製図法・設計手法を,CAD操作を習得しながら学ぶます。主に住宅建築について,平面図・断面図・立面図・配置図などの基本図の作成を2次元CADによって行います。同時に,家具・什器・設備機器などの道具と生活の場との関係を考えます。
学科紹介