地域を地続きで知る

少し前になりますが、4年生のゼミ生とともに沿岸部の震災伝承施設から、中山間部の施設や場の状況を地続きで把握するフィールド調査を実施しました。

新たなみんなの使う場として作られた「ならはCANvas」
空間ももちろんですが、しくみづくりも興味深いものでした。

宮城県、福島県における施設や伝承のあり方を多面的に見ていくと、施設のこと、地域のこと、またそれらの関係性のことが少なからず読み取ることができます。

また、沿岸部から、中山間部に位置する遠刈田地区へ。こちらでは伝統との継承について取り組んでいます。このように、地続きで見ていくと「それぞれのこと」ではなく、シームレスにつながっていることが学生たちも理解できたのではないでしょうか。

「地域防災」は、より良いくらしづくりを考える視点でもあると考えています。引き続き丁寧に地域と向き合っていきたいと思います。

地域防災分野 畠山研究室