くらしのデザイン実習Ⅰ 学外研修[1] 石巻市雄勝

今年度の「暮らしのデザイン実習Ⅰ」では、10月に計4回の学外研修を計画しました。
その最初となったのが、10/22(土)に実施した石巻市の旧雄勝町を巡る研修です。

最初の訪問先は、石巻市災害遺構大川小学校。災害伝承館も完成し、多くの犠牲者が出た東日本大震災の記憶を伝える場所となっていました。

次に訪れたのは、雄勝ローズファクトリーガーデン。“花と緑の力で”を合言葉に、被災住民が立ち上げた復興プロジェクト「雄勝花物語」について、徳水さんからお話を伺いました。多くの賛同者によってつくられた庭園空間に皆心癒やされる時間となりました。

「道の駅 硯上の里おがつ」は、観光・商業の拠点として2021年4月にオープンした施設です。雄勝硯伝統産業会も併設されています。
館当日は、「筆・墨・硯・紙」の産地(広島県熊野町・三重県鈴鹿市・宮城県石巻市・鳥取県鳥取市)伝統的工芸品を広く紹介する『文房四宝まつり』も開催され、多くの関係者、観光客で賑わっていました。

最後の訪問先は、こどもの複合体験施設モリウミアス。2002年を最後に閉校となっていた旧桑浜小学校が学び舎として再生しました。校舎の屋根は雄勝石で葺かれています。
毎年、多くの子どもたちがここで都会暮らしにはない貴重な体験をしているそうです。