編著をつとめた技術入門書が日本屋根経済新聞に掲載

 

 大沼教授と阿部非常勤講師、石盤葺師の佐々木信平氏が共同で執筆、作図、編集した「石盤葺入門書」が、日本屋根経済新聞に紹介されました。これは、東京駅をはじめ全国の重要文化財等に指定されている近代洋風建築の屋根・天然スレート(石巻市雄勝町など宮城県北東部・岩手県南東端で産出する石材)を屋根に葺く技術について解説したものです。日本ではただ一人、佐々木信平氏が国選定保存技術石盤葺保持者となっており、氏の技術を3年間かけて取材し、まとめたもの。文化庁等の支援を受けて作成したため、発行部数は150部と限定的であり、非売品ですが、今年春の発行以来、何度か問い合わせが来ているようです。地域資源を建築文化・住文化に活かしてきた知恵と技の伝承に活かされることを期待する、とのことでした。見たい方は、生活デザイン学科・造家造景(大沼)研究室まで。

造家造景(大沼)研究室

2022.11.11