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岩手の早春をあるく
(22-23, 年度越しの造家造景研究室その1)
2023年3月1日。雪の中で何やら計測をする大学院生。
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Hinakoさんはいま、生業景の興味ある風景として、東北の「凍み大根」の現場に着目しています。
西和賀町の旧沢内村では、積雪で低くなった田んぼのハサ掛けに、二つ割りした大根をかけて干し、凍結融解と日照によってスポンジ状になる保存食の製造法が伝えられているのです。
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これをいまも続けるNさんにお話を伺ったあと、西和賀の地域ブランディングを手がけるユキノチカラプロジェクトの動きを取材し、その日は「なめとこ山の熊」のモデルにもなったと伝わる鉛温泉に泊まりました。
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翌日は、花巻~石鳥谷~紫波の民家や博物館、オガールタウンなどを経由して盛岡へ。重要文化財・岩手銀行中ノ橋店から鉈屋町界わいを見学。新旧多様な資産からなる建築・町並みをみて、保存活用と新たな取り組みの共存の重要性を再認識しました。
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3日目は、新たな生業景の展開をさぐるため、盛岡駅西側に生まれつつあるBeBA Parkを訪問。南部鉄器を受け継ぎ地元の価値発信をけん引する、タヤマスタジオさんでヒアリング。内部の工房にもおじゃまし、鋳型まで見せて頂き感激。
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フィールドで学ぶ造家造景の世界。次年度も楽しみです。