「森モリフェスタ2023 in YASSE(八瀬)」に参加しました[気仙沼]

8月11日(山の日)、気仙沼の中山間地域である八瀬地区で開催された「森モリフェスタ2023 in YASSE(八瀬)」に、運営スタッフとして参加しました。

「森モリフェスタ」は、森林保全や適正な森林整備の必要性を啓発するために、こどもから大人まで市民全体で森林に親しみ森林資源に関心を持ってもらう機会として、2016年の山の日制定から始まったイベントです。「木工教室」をはじめ、ノコギリを使ったことがない子供たちが木を切ることに親しみをもてるような「ノコギリ体験」、地元の食べ物が食べれる屋台など、山の日を盛り上げる様々なプログラムが用意されています。

会場は旧月立小学校校舎とその裏山。旧月立小学校は大正11年の建築で、木造校舎としては県内最古。大正時代の学校建築の特徴が随所に見られ、国の有形文化財(建造物)に登録されています。2006年の新校舎完成後も保存されることになり、ソバづくり、地域の子どもたちの木工体験、炭焼き体験など、山と関わりの深い土地ならではの地域活動に活用されてきました。

生活工芸研究室では<裏山エリア>を担当しました。地元で長年、農業・林業を生業にしてきたプロの方々を先生に、薪割り体験やノコギリ体験、裏山さんぽ、ジップラインなどのプログラムをお手伝いをさせて頂きました。

体験をお手伝いする学生たちも、初体験の薪割りに苦戦したり、地域の方々とのおしゃべりを楽しんだり、出店で地域の食文化に触れたりと、さまざまな経験ができました。お天気に恵まれ夏真っ盛りの暑い1日でしたが、充実したフィールドワークとなったようです。

生活工芸分野/田中研究室