[生活文化学]オープンラボ開始!(10/5-10/10)


 ライフデザイン学部生活デザイン学科は、1967年に設置された工業意匠学科(のちデザイン工学科)を母体としています。2008年に文系「ライフデザイン学部」として改組され、3学科の一つ「安全安心生活デザイン学科」として始動するとともに、「大学院ライフデザイン学研究科・デザイン工学専攻」も設置されました。2020年からは、「生活デザイン学科」と改称。現在、学科学生約370名、大学院生9名(うち当学科出身者7名)が、長町キャンパスで学んでいます。


 では改めて、「生活デザイン」とは何でしょうか。
 わたしたちは「ひとを結び、まちを創る」を共通テーマとしています。
 すなわち、人間の心身や生活を起点として、相互に結びつけ、それをささえる場をつくり育てる統合的な学術領域を指します。具体的には、工学・建築学・保健衛生学・社会学・福祉学・環境学などの分野横断からなっており、10の研究室で運営しています。
 多様な視点に照らしながら、地域社会の価値向上や課題解決について具体的にデザイン探求する。そのような広がりのある学び舎は、日々、活気にあふれています。

 さて、当学科では、3年次後期より研究室配属がなされ、自分の学びたい方向を見定めていきます。
 この「生活文化学オープンラボ」は、生活デザイン学科を構成する10研究室のうち、「造家造景」「生活工芸」「民俗文化」の3研究室をこの一番町ロビーに一時移設し、ご来訪いただいた皆さまと学びあう場とするものです。3つの研究室は互いに連携して、他大学・他学部・実務家をまじえた「生業景デザイン研究所」も共同主宰しており、東北各地の地域文化に接しながら、その価値の再発見、再評価、活用保全などにとりくんでいます。今回は、近々の活動や研究の一端をご紹介し、オープンラボを情報交換の場にしたいと考えてています。

 ちなみに、3研究室に配属された学部学生は42名、大学院生4名。計46名の学生が入れ替わり立ち替わりオープンラボの「当番」を受け持ちながら、自分の研究課題について思索をめぐらせます。ご来訪いただいた皆さまはぜひ、素朴なご質問を投げかけてみてください。説明に挑み、あるいは窮することによって(笑)、学生たちは、また一歩、成長することができるとおもいます。

2023年10月吉日
生活デザイン学科長 大沼 正寛

https://www.tohtech.ac.jp/topics/lobby

https://www.youtube.com/watch?v=GiTNruLwtwY