芸術祭を巡る:中之条ビエンナーレ2025

10月上旬に3年生メンバーと中之条ビエンナーレにお伺いしました。
「芸術祭」は様々な場所で行われておりますが群馬県に位置する中之条町では、中之条ビエンナーレを2007年より続く地域ぐるみで継続的に実施されているイベントです。一昨年に続き参加です。
「廃校利用」や「商店街の活用」と言葉で考えることも大事ですが、何より現場を体感することが一番です。中之条では様々な学校利用、商店街、民家、蔵、宿泊施設などを利用した展示展開がされており、学生も実体験を通して様々な考えを巡らせていました。

宿泊した施設が、元旅館をリノベーションを行いカジュアルに宿泊できる施設へと機能転用していました。芸術祭が行われる場所ならではの展開として、宿泊スペースだけでなく、半仮設的に元旅館の壁面や空間を利用した展示空間がまるで隠し扉の向こう側に広がっていたことに学生も驚きを持って見学していました。アーティストの方とお話すると、この空間があったから予定を変更してこの展示に参加したとも仰っていました。

温泉街をそぞろ歩きしながら展示を見学

学生たちも芸術祭を通して、地域の生活環境や文化を理解できる入り口になったのではないでしょうか。地域は、何かのきっかけを持つと広がりを持って理解できるのかもしれません。結局の所、福祉も文化も環境も全て地続きにつながっているのです。

引き続き丁寧に地域を見つめていきます。

地域防災分野 畠山研究室

RECOMMEND